top of page

VOICTIONの想い

一人一人の想いや声って、本当は一番大切なもの。

想いや声を積み重ねて、私たちは作品を作り上げています。

先人から受け継いだ技術に、自分たちの想いを織り交ぜて。

沢山のクリエーター達が、山のすそ野のように作品を支えているのです。

すそ野を削れば山は低くなり、いつか崩れて消えてしまうでしょう。

作品という山、芸術という山、文化という山、伝統という山、

日本が誇る雄大な山々のすそ野が国によって削られようとしています。

私たち一人一人の声を集めて、

小さいけれど大きな私たちの想いを国に届けたい。

ヘッダーデータ オレンジ.png

私達実演家とスタッフのおおよそ半分は所得300万以下。※

そこからさらに税金、年金、健康保険等を自分で納めます。

トップで輝き沢山稼げる人たちもいるけれど、それはほんの一握りです。

傷病手当も、失業保険も、有給休暇も、退職金もありません。

不安定で将来の保障もない。

でも続けたい仕事だから

自分を信じて、頂上を目指し、ゆっくりすそ野を登り続けるのです。

 

2023年10月、インボイス制度が始まると様々な負担が増えます。

事務作業は大事な作業だけれど、膨大な時間が取られます。

作品に向き合う時間、経験を吸収する時間、生活のためにアルバイトをする時間。

その時間を削って、仕分けして、帳簿をつけて、でもそれらは一銭にもなりません。

そしてたとえ赤字だったとしても消費税は納めなければならない…

時間的にも金銭的にも労力一つとっても、 大きな負担を抱えることになるのは間違いないでしょう。

 

そうなれば、ゆっくりとすそ野を登っていたはずの人たちが、消えていきます。

その中には次の世代を担うはずだった、新たな才能の芽があったはずです。

先にその芽を見つけて保護することは、誰にもできません。

新陳代謝ができなくなった文化は、いずれ枯れていきます。

インボイス制度だけが原因ではないかもしれません。

しかし、確実に、大きく、拍車をかけます。

 

税の本質は格差の是正です。

みんなが健康で文化的な最低限度の生活ができるように。

税金を納めたら生活ができなくなるのは、とてもおかしなことです。

 

おかしいと気付くための知識の共有。

おかしいと声を上げられる環境作り。

一人ひとりの声を届けること。

そして自分たちの未来のことを、自分たちで決められる世の中にしたい。

それが、VOICTIONの想いです。

​※

フリーランス実態調査/内閣官房日本経済再生総合事務局(2020年5月)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf

 

芸能実演家・スタッフの活動と生活実態調査/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(2020年3月)

https://www.geidankyo.or.jp/img/research/2020_jittai_report_all_revision.pdf

bottom of page